データ圧縮プロトコル
【英】data compression protocol
データ圧縮プロトコルとは、データ通信の際に用いられる通信プロトコルのうち、データを圧縮して送信し、受信した側でデータを展開することで、転送効率の向上を図るプロトコルのことである。
データ圧縮プロトコルを用いると、通信するデータ量は数分の一に削減することができる。特に、回線速度の低い通信環境であれば、回線速度よりも実質的に多くのデータを送信でき、スループットが向上する。
データ圧縮プロトコルの代表的な規格として、ITU-Tによって勧告された誤り訂正方式であるV.42bis、米国のMicrocomが開発したMNP5などがある。通常は、モデムによってデータ圧縮プロトコルが扱われることが多い。
ちなみに、データ通信の効率化の観点から、データを圧縮するだけでなく、通信プロトコルそのものを効率的な手順に最適化する試みも行われている。
- データ圧縮プロトコルのページへのリンク