デルタ変調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/04 00:53 UTC 版)
デルタ変調(delta modulation)は差分PCMの1ビット版で、1つ前のサンプル値に対するサンプル値の大小を1ビットで符号化する。デルタ変調を応用したものとして、適応デルタ変調(adaptive delta modulation、ADM)、デルタ・シグマ(Δ-Σ)変調(delta-sigma modulation)などがある。他の方式と比べ単純なハードウェアで音声の符号化ができるため、デジタル回路が高価だった時代に考案された。この方式は大ヒットしたファミリーコンピュータの音源に採用されていたことでも有名。デルタ・シグマ変調はAD変換及びDA変換用LSIの技術として現在でも多用されている。
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