デフレーションについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:30 UTC 版)
日本のデフレーションについて「(原因は)グローバル化や高齢化の時代に合う産業構造への転換ができていないことからである」「金融政策だけでデフレから脱却できるかのような議論については、信念を持って間違いだと主張したい」と述べている。 リフレーション政策について「需要不足を解消するために、まずデフレをとめよというのは、転倒したロジックに過ぎない」「実質金利を負にして無理矢理に投資を惹起し、当面の需要不足を緩和することになったとしても、効率性の低い資本設備を増大させ、過剰設備の問題を深刻化させることになる」と否定的な見解を示している。 「デフレは(不況の)症状であって原因ではない」との持論から、ベン・バーナンキの量的金融緩和政策の有効性を否定していた。
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