デフェンシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/05 04:32 UTC 版)
パネート細胞によって分泌される主要な防御因子がα-デフェンシン(cryptdinとも呼ばれる)である。デフェンシンは疎水性の正電荷を帯びたタンパク質ドメインを有し、細胞膜のリン脂質と相互に影響し合う。この構造は膜へのデフェンシンの挿入を可能とし、微細孔と相互に影響し合い、膜の機能を崩壊させ、細胞溶解を促す。細菌は脊椎動物の細胞よりも高濃度の負電荷を帯びたリン脂質を有しており、デフェンシンはこの電荷の差異を利用して、宿主細胞を保護しながらの細菌との優先的結合・崩壊を成立させる。
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