デフォルトが見込まれる債券
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:20 UTC 版)
「長短金利の逆転」の記事における「デフォルトが見込まれる債券」の解説
社債などのデフォルトリスクのある債券では、デフォルト直前に長短金利の逆転が観察される。これには債券の回収率が関係している。デフォルトした債券であっても、債務整理などの後に元本の一部が返還されることが多い。この割合を回収率と呼ぶが、これは残存年限にかかわらずに一定の値をとることが多い。例えば、額面100円でゼロクーポンの1年債と10年債が、確実にデフォルトすることが見込まれ、回収率が50%と見込まれる場合、価格はいずれも50円になる。この時、1年債の名目上の利回りは100%、10年債の利回りは7%となる。
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