ディオニューソスとの戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:36 UTC 版)
「ペルセウス」の記事における「ディオニューソスとの戦い」の解説
一説によるとペルセウスが王となった後、ディオニューソスの来訪が起こった。多くの土地でディオニューソスは拒絶されたが、アルゴスにおいては戦争に発展した。ディオニューソスはエーゲ海の島からハリアイ(海の女たち)をともなって現れた。ペルセウスは軍を率いてこれと戦い、多くの女たちを殺した。パウサニアスの証言によると、アルゴスの市内には殺されたマイナスのコレイアの墓や、ハリアイの合葬墓があった。その上さらにペルセウスはディオニューソスを殺したとさえ伝えられている。そしてペルセウスは神の死体をレルネーの泉に捨てた、と。しかしディオニューソスはレルネーの泉を通って冥府から戻ってくることができたらしい。その後、両者は和解し、アルゴス人はディオニューソスの神域を選定して、クレータゆかりのディオニューソスの神殿を建設した。ちなみにこの神域が「クレータゆかりの」と呼ばれるようになったのは、この場所にディオニューソスがアリアドネーを葬ったからだという。 ペルセウスの死に関しては、プロイトスの息子メガペンテースによって殺されたとする説がある。死後、ペルセウスはアテーナーによって天に上げられ、ペルセウス座となった。
※この「ディオニューソスとの戦い」の解説は、「ペルセウス」の解説の一部です。
「ディオニューソスとの戦い」を含む「ペルセウス」の記事については、「ペルセウス」の概要を参照ください。
- ディオニューソスとの戦いのページへのリンク