テラ‐ロッサとは? わかりやすく解説

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テラ‐ロッサ【(イタリア)terra rossa】

読み方:てらろっさ

《赤い土の意》

地中海性気候のもとで、石灰岩母岩として生成した赤色土壌。風化に伴い石灰分が溶解し残った酸化物によって赤色呈する

水酸化鉄主成分とする赤色顔料


テラロッサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 09:26 UTC 版)

テラロッサの土壌

テラロッサ( terra rossa )とは、間帯土壌に分類される土壌で、イタリア語赤い土を意味する。

カルスト地形を構成する石灰岩が風化してできた土壌で、地中海沿岸に主に分布している。石灰に含まれる炭酸カルシウムが溶け出し、後に残った分などが酸化したために赤紫色をしている[1]。もとは地中海沿岸のものを指したが、のち同じ起源の赤色土壌にも使われるようになった。あまり肥沃でなく、果樹栽培に利用される事が多い。

テラロッサの風化がさらに進んで石灰分が抜け、アルカリ化が進んだ粘土質の褐色土壌はテラフスカ[2]と呼ぶ。

脚注

  1. ^ 柿崎 1981, p. 163.
  2. ^ 土壌の世界”. 国立科学博物館. 2024年5月8日閲覧。

参考文献

  • 柿谷悟「地表の変化」『大学教養地学─宇宙と地球─ 』朝倉書店、1981年4月、123頁。NDLJP:9584200/88 

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