テッサロニカの伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/24 06:20 UTC 版)
ギリシアでは有名な伝説として エーゲ海に大昔から住んでいるという人魚の話があり、それはテッサロニカであると考えられている。伝説によると、アレクサンドロスは不死の泉を求めて旅立ち、困難の末に手に入れ、瓶一杯の不死の水で彼の妹の髪を洗った。アレクサンドロスが死んだ時、哀しみに打ちひしがれた彼女は海に飛び込んで命を絶とうとした。しかし、彼女は死ぬことができず、人魚となって七つの海を通る海の男たちに質問を投げかけ続けるようになった。彼女とであった男たちに投げかけられる質問は決まっており「アレクサンドロス王は生きていますか?」(ギリシャ語で「Ζει ο βασιλιάς Αλέξανδρος」)というもので、正しい答えは「彼はまだ生きて国を治めています」(ギリシャ語で「Ζει και βασιλεύει, και τον κόσμο κυριεύει!」)である。こう答えると彼女は船を安全に通すため海を穏やかにしてくれる。しかし、いかなる別の答えを言っても、彼女は怒り狂ったゴーゴンに姿を変え、船を曲げて船員ごと海にひっくり返してしまうという。
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