テッサリア王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 03:26 UTC 版)
ヘレーンとオルセーイスの長男で、アイオリス人の始祖。彼はヘレーンによりテッサリアを与えられ、領民をアイオリス人と呼んだ。 テッサリア王アイオロスは、ケイローンの娘テアー(またはオーキュロエー(英語版)とも)を誘拐した。テアーはアルテミスの狩の仲間だったという。テアーは身重となったが、父親のケイローンがこれを知ったらひどい罰を受けるだろうと悩んだ。ポセイドーンはアイオロスの友人だったので、テアーをしばらくの間馬の姿に変え、子馬を生ませた。子馬はメラニッペーと名付けられた。ポセイドーンはテアーを空に上げてこうま座とし、メラニッペーを人間に戻すとアルネー(英語版)と改名してデスモンテスという男に養育させた。 やがてアルネーが成人すると、ポセイドーンはこれをわが物とし、2人の子供を産ませた。1人は祖父テッサリア王に生き写しだったので同名のアイオロスと名付けられ (#2) 、テュレーニアの島々に住んで風の長となった。もう1人はボイオートス(英語版)と名付けられ、彼はボイオーティア人の祖となった(ただし前述の通り、混同されがちである)。
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