テカムセ (原子力潜水艦)とは? わかりやすく解説

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テカムセ (原子力潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/29 06:18 UTC 版)

艦歴
発注: 1961年7月20日
起工: 1962年6月1日
進水: 1963年6月22日
就役: 1964年5月29日
退役: 1993年7月23日
除籍: 1993年7月23日
その後: 原子力艦再利用プログラム
性能諸元
排水量:
全長: 425 ft (129.5 m)
全幅: 33 ft (10.1 m)
吃水:
機関: 原子力ギアード・タービン推進
GE S5W原子炉 1基
最大速:
兵員:
兵装: 21インチ魚雷発射管4基
トライデント・ミサイル16発
モットー: United for Freedom

テカムセ (USS Tecumseh, SSBN-628) は、アメリカ海軍原子力潜水艦ジェームズ・マディソン級の2番艦。艦名はアメリカ先住民ショーニー族の族長テカムセに因む。その名を持つ艦としては太平洋戦争時に量産されたタグボートの一隻(YT-273)以来4隻目。

艦歴

テカムセの建造は1961年7月20日にコネチカット州グロトンジェネラル・ダイナミクスエレクトリック・ボート社に発注され、1962年6月1日に起工した。当初はウィリアム・ペン (William Penn) と命名される予定であったが、1962年4月11日に改名された。 1963年6月22日にロバート・L・F・サイクス夫人によって命名、進水し、1964年5月29日にブルー班のアーネット・B・テイラー艦長およびゴールド班のチャールズ・S・カーライル艦長の指揮下就役する。

テカムセは真珠湾を母港とし、1964年12月17日にマリアナ諸島へ展開、12日後にグアムに到着し戦略抑止哨戒を行う。1969年中に21回の戦略抑止偵察巡航を行った後、テカムセは大西洋艦隊へ転属となる。真珠湾とパナマ運河を経由して東海岸に向かい、1969年11月8日にバージニア州ニューポート・ニューズに到着した。その後直ちにニューポート・ニューズ造船所入りし、ポラリスに替えてポセイドンを搭載するための改修に入る。改修は1970年5月9日に完了し、その後秋から冬にかけてオーバーホールを行う。テカムセは1971年2月18日にサウスカロライナ州チャールストンを新たな母港に指定される。

テカムセはチャールストン沖で海上公試および整調を行い、その後1971年後半に2回の戦略抑止哨戒を行う。続いてスコットランドのホリー・ロフへ展開し、1972年2月9日に到着する。テカムセは1976年までホリー・ロフを拠点として18回の戦略抑止哨戒を行った。

テカムセは1993年7月23日に退役し、同日除籍された。その後ワシントン州ブレマートン原子力艦再利用プログラムの下1994年4月1日に解体された。

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