ツワナ人とは? わかりやすく解説

ツワナ人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/26 13:52 UTC 版)

ツワナ人
Batswana
デイヴィッド・リヴィングストンとツワナ人の集会の様子(1900年頃)
総人口
約530万人
居住地域
南アフリカ共和国 390万人
ボツワナ 140万人
言語
ツワナ語
宗教
キリスト教、伝統宗教

ツワナ人ツワナ語: Batswana英語: Tswana people)は、南部アフリカの民族。

居住地域

ツワナ人は、ボツワナでは人口の90%を占める多数派民族であり、国名のボツワナも民族名のツワナに、「~の地」を意味するツワナ語の接頭語「ボ」をつけた、「ツワナ人の地」という意味である。

南アフリカ共和国内のツワナ人はボツワナの3倍近くに達しており、アパルトヘイト時代はボプタツワナというバントゥースタンを南ア北部のボツワナ国境近くに持っていた。

呼称

個人はモツワナ Motswana、民族はバツワナ Batswana、言語はセツワナ Setswana、国家はボツワナ Botswana と呼ばれる。

歴史

17世紀に、北から現在の居住地域に移住し、先住民のサン人を追いやってこの地方を支配した。19世紀ズールー王国の拡大に端を発する民族大移動に巻き込まれ、さらにグレート・トレックによって南にやってきたトランスヴァール共和国ボーア人たちに対抗するため、現在のボツワナの地域に住む8つの部族がイギリスに保護を求め、1885年ベチュアナランド保護領が成立した。その後、1966年にボツワナ共和国として独立した。

部族

ボツワナのツワナ人は、ングワト、バロロン、トロクワ、クウェナ、クガトゥラ、マレテ、バフルツェ、ングワケツェの8つの部族に別れていて、それぞれコシと呼ばれる首長を頂いている。

文化

ツワナ人は定住民で、牧畜を主な生業とし、副次的にトウモロコシソルガムなどを栽培していた。

ツワナ人社会において、は伝統的に富を象徴し、盛んに売買が行われた。

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