チャーリー・ビラヌエバとは? わかりやすく解説

チャーリー・ビラヌエバ

(チャーリー・ヴィラヌエヴァ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 06:51 UTC 版)

チャーリー・ビラヌエバ
Charlie Villanueva
ダラス・マーベリックスでのビラヌエバ
(2015年)
引退
愛称 "Big Smooth"
スペイン語 Charlie Alexander Villanueva Mejia
国籍 ドミニカ共和国
アメリカ合衆国
生年月日 (1984-08-24) 1984年8月24日(40歳)
出身地 ニューヨーク州ニューヨーク市
クイーンズ区
身長(現役時) 211cm (6 ft 11 in)
体重(現役時) 105kg (231 lb)
ウィングスパン(現役時) 220cm  (7 ft 3 in)
キャリア情報
高校 ニュータウン高等学校
ブレア・アカデミー
大学 UConn
NBAドラフト 2005年 / 1巡目 / 全体7位[1]
プロ選手期間 2005年–2016年
ポジション PF
背番号歴 31, 3
経歴
2005–2006 トロント・ラプターズ
20062009 ミルウォーキー・バックス
20092014 デトロイト・ピストンズ
20142016 ダラス・マーベリックス
受賞歴
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国
ドミニカ共和国
獲得メダル
男子バスケットボール
 ドミニカ共和国
アメリカ選手権
2011 マル・デル・プラタ
セントロバスケット
2010 サントドミンゴ
 アメリカ
U-20 アメリカ選手権
2004 ハリファックス

チャーリー・アレクサンダー・ビラヌエバ・メヒアCharlie Alexander Villanueva Mejia, 1984年8月24日 - )は、ドミニカ共和国のプロバスケットボール選手NBAミルウォーキー・バックスなどに所属していた。ニューヨーク市クイーンズ出身。ポジションはパワーフォワード

経歴

ビラヌエバはレブロン・ジェームズと同じ学年で、レブロンと同じく高卒でのNBA入りを目指していた。高校時代からその存在は注目されていた逸材ではあったが、精神面の未熟さを指摘されていた。

コネティカット大学に進学し、2004年のヤングメン世界選手権の優勝メンバーとなった。大学2年終了後にアーリーエントリーを宣言し、2005年のNBAドラフトトロント・ラプターズに1巡目全体7位で指名を受けて入団した。

1年目は、全ルーキー中2位となる一試合平均13得点を挙げてオールルーキー1stチームに選出された。特にバックス戦では48得点をあげた。これはルーキーとしては史上3位タイとなる高得点である。

初年度の2005-06終了後、T・J・フォードとのトレードでミルウォーキー・バックスに移籍した[1]。移籍後、2006-07シーズンはケガの影響、2007-08シーズンは主に易建聯の控えなどで成績が伸び悩んだ。しかし、2008-09シーズンはほとんどの部門でキャリアハイを記録し、大きく成長した。

2008-09シーズン後、デトロイト・ピストンズへ移籍した。

デトロイト・ピストンズでのビラヌエバ(2009年)

2009年、ドミニカ代表として2009年FIBAアメリカ選手権に参加。1試合平均17.1点、7.4リバウンドと活躍した。

プレースタイル

"Big Smooth"の愛称からも連想できるとおり、211cmの長身でありながら無骨な印象はなく、インサイドから3ポイントシュートまで広い攻撃オプションを持つストレッチ・フォー型の選手である。高い運動能力と走力を備えており、オフェンス能力は高いが、反面ディフェンスに難がある。

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2005–06 TOR 81 36 29.1 .463 .327 .706 6.4 1.1 .7 .8 13.0
2006–07 MIL 39 17 25.2 .470 .337 .820 5.8 .9 .6 .3 11.8
2007–08 76 31 24.1 .435 .297 .783 6.1 1.0 .4 .5 11.7
2008–09 78 47 26.9 .447 .345 .838 6.7 1.8 .6 .7 16.2
2009–10 DET 78 16 23.7 .439 .351 .815 4.7 .7 .6 .7 11.9
2010–11 76 11 21.9 .442 .387 .767 3.9 .6 .6 .6 11.1
2011–12 13 0 13.8 .385 .333 .857 3.7 .5 .5 .4 7.0
2012–13 69 0 15.8 .377 .347 .551 3.5 .8 .4 .6 6.8
2013–14 20 0 9.0 .380 .250 .571 1.7 .3 .2 .3 4.6
2014–15 DAL 64 1 10.6 .414 .376 .571 2.3 .3 .2 .3 6.3
2015–16 62 4 10.7 .382 .273 .917 2.5 .4 .3 .2 5.1
通算 656 163 20.7 .435 .341 .772 4.6 .8 .5 .5 10.4

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015 DAL 5 0 8.7 .440 .421 .000 2.6 .6 .2 .2 6.0
2016 4 0 5.3 .250 .333 1.000 0.5 .2 .2 .2 2.3
通算 9 0 7.0 .345 .377 1.000 1.6 .4 .2 .2 4.3

カレッジ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2003–04 UConn 32 4 19.0 .514 .367 .667 5.3 .7 .2 1.5 8.9
2004–05 31 31 25.7 .521 .500 .688 8.3 1.3 .6 1.8 13.6
通算 63 35 22.3 .518 .393 .681 6.7 1.0 .4 1.7 11.2

その他

  • 脱毛症を患っており、幼少期にいじめを受けた過去がある。NBAを通じてNAAFという脱毛症協会のスポークスマンとしても活動するなど慈善事業を積極的に行っている。
  • 憧れの選手はレジー・ミラーで、ダラス・マーベリックスに移籍するまで背番号も彼と同じ31番をつけていた。
  • NBA入りして10年目になるが、これまでプレーオフに出場したことがなかった。しかしダラス・マーベリックスに移籍した2014-15シーズンに、ようやくプレーオフ出場という念願が叶った。

脚注

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