チャームクォークの質量の予測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 11:25 UTC 版)
「ベンジャミン・W・リー」の記事における「チャームクォークの質量の予測」の解説
素粒子はベータ崩壊とともにその電荷を変えるが、低確率でベータ崩壊のあとでその電荷が変わらない場合がある。これを中性カレント(en:Neutral current)と呼ぶ。しかし、ストレンジネスを持つ粒子がベータ崩壊した場合、この中性カレントは存在し得ず、シェルドン・グラショー、ルチャーノ・マイアーニ、ジャン・イリオポロス(en:John Iliopoulos)は1970年に、チャームクォークの存在を仮定してこの説明を行った。ベンジャミン・リーは1974年8月に、ガヤールド(en:Mary K. Gaillard)、ロズナー(Jonathan Rosner)とともに、論文〈Searching for charm〉 において、チャームクォークが持ち得る質量の範囲を予測した。チャームクォークの探索実験は、この論文およびプレプリントをガイドとして行われた。
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