ダルムシュタット楽派
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「20世紀のクラシック音楽」の記事における「ダルムシュタット楽派」の解説
詳細は「ダルムシュタット夏季現代音楽講習会」および「トータル・セリエリズム」を参照 第二次世界大戦後、すぐの1946年、ドイツのダルムシュタットで、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会が開催され、シェーンベルクの「十二音技法」が再評価され、ピエール・ブレーズやカールハインツ・シュトックハウゼン、ルイジ・ノーノがこの影響を受けた。彼らは、それまで12個の音のみを全て使うだけでなく、音価や強弱といった部分にも、列の概念を導入させたトータル・セリエリズムを提唱した。トータル・セリエリズムによる作品の代表的な作品として、オリヴィエ・メシアンの「音価と強度のモード」(1949)を筆頭に、ブーレーズのピアノソナタ第2番 (1948)、「構造」(1952)、カレル・フイヴェールツの2台のピアノのためのソナタ (1951)などが挙げられる。
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