ダルトン・スミス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 02:41 UTC 版)
基本情報 | |
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本名 | ダルトン・スミス (Dalton Smith) |
通称 | Thunder(雷) |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 177cm |
国籍 | ![]() |
誕生日 | 1997年2月8日(28歳) |
出身地 | ![]() シェフィールド |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 18 |
勝ち | 18 |
KO勝ち | 13 |
獲得メダル | ||
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![]() |
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ヨーロッパユース選手権 | ||
銀 | 2014 ザグレブ | ライト級 |
コモンウェルスユースゲームズ | ||
銅 | 2015 アピア | ライト級 |
ABA選手権 | ||
金 | 2018 ロンドン | ライトウェルター級 |
ダルトン・スミス(Dalton Smith、1997年2月8日 - )は、イギリスの男性プロボクサー。イングランド・シェフィールド出身。エディー・ハーン率いるマッチルーム・ボクシング所属。
来歴
アマチュア
2014年、ザグレブで行われたヨーロッパユース選手権のライト級で銀メダルを、2015年、アピアで行われたコモンウェルスユースゲームズでライト級で銅メダルを獲得し、2018年、ロンドンで行われたABA選手権でライトウェルター級で金メダルを獲得した。
プロ
2019年3月21日、エディー・ハーン率いるマッチルーム・ボクシングと契約した[1]。
2019年5月10日、ノッティンガムでプロデビュー戦を行い判定勝ち。
2021年5月15日、マンチェスターのAOアリーナでリー・アップルヤードとBBBofCイングランドスーパーライト級王座決定戦を行い、6回2分44秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[2]。
2021年8月10日、スミスはマッチルーム・ボクシングと新たに5試合の契約を結んだ[3]。
2021年9月10日、ケルンテン州クラーゲンフルトのヴェルターゼー・シュタディオンでブライアン・ペラエズとWBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦を行い、10回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[4]。
2022年3月26日、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナでレイ・モイレットとWBCインターナショナルシルバー・スーパーライト級王座決定戦を行い、10回49秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2022年6月4日、カーディフのモーターポイント・アリーナ・カーディフでマウロ・ペルーネとWBCインターナショナルシルバー・スーパーライト級タイトルマッチを行い、6回終了後にペルーネが棄権したためTKO勝ちを収めインターナショナルシルバー王座の初防衛に成功した[6]。
2022年8月6日、地元シェフィールドのシェフィールド・アリーナでサム・オメゾンとBBBofC英国スーパーライト級王座決定戦を行い、6回2分55秒TKO勝ちを収めイングランド王座に次ぐBBBofCの2種王座制覇を果たした[7]。
2022年11月12日、マンチェスターのマンチェスター・アリーナでカイシー・ベンジャミンとBBBofC英国スーパーライト級タイトルマッチを行い、12回3-0の判定勝ちを収め初防衛に成功した[8]。
2023年2月18日、ノッティンガムのモーターポイント・アリーナ・ノッティンガムでビリー・アリントンとBBBofC英国スーパーライト級タイトルマッチを行い、12回3-0の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[9]。
2023年7月1日、地元シェフィールドのシェフィールド・アリーナでサム・マクスウェルとコモンウェルススーパーライト級王座決定戦およびBBBofC英国同級タイトルマッチを行い、7回1分34秒TKO勝ちを収めコモンウェルス王座獲得とBBBofC英国王座の3度目の防衛に成功した[10]。
2024年3月23日、地元シェフィールドのシェフィールド・アリーナでホセ・セペダとWBCシルバースーパーライト級王座決定戦を行い、5回1分25秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功、インターナショナルシルバー王座に次ぐシルバー王座の2種王座制覇を果たした[11]。
2024年3月27日、スミスはマッチルーム・ボクシングとの契約延長を表明した[12]。
2025年1月25日、ノッティンガムのモーターポイント・アリーナ・ノッティンガムでワリド・ウイザとEBU欧州スーパーライト級王座決定戦およびWBCシルバー同級タイトルマッチを行い、初回3分TKO勝ちを収めEBU王座獲得とWBCシルバー王座の初防衛に成功した[13]。
2025年2月14日、WBCはWBC世界スーパーライト級2位のスミスをWBC世界同級王者アルベルト・プエジョの指名挑戦者として認定した[14]。
2025年4月19日、シェフィールドのキヤノン・メディカル・アリーナにてIBF世界スーパーライト級14位のマチュー・ジャーメインとWBCシルバー同級タイトルマッチを行い、最終回でローブローにより1点減点されるも12回3-0(119-105×2、117-107)判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[15]。
2025年7月12日、WBC世界スーパーライト級王者のアルベルト・プエジョに勝利し新王者となったスブリエル・マティアスと同級1位のスミスとの指名戦が同年11月に行われる予定であることが発表された[16]。
戦績
- プロボクシング:18戦 18勝 (13KO) 無敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2019年5月10日 | ☆ | 4R | 判定 | ルカ・レスコビッチ | ![]() |
プロデビュー戦 |
2 | 2019年7月20日 | ☆ | 2R 終了 | TKO | イブラル・リヤズ | ![]() |
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3 | 2019年10月11日 | ☆ | 3R | TKO | マルコ・ラデノヴィッチ | ![]() |
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4 | 2019年11月2日 | ☆ | 3R 2:47 | TKO | マイケル・カレロ | ![]() |
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5 | 2020年3月7日 | ☆ | 4R 0:18 | TKO | ベンソン・ニラウィラ | ![]() |
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6 | 2020年8月1日 | ☆ | 5R 2:57 | KO | ネイサン・ベネット | ![]() |
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7 | 2021年2月13日 | ☆ | 3R 終了 | TKO | イシュマエル・エリス | ![]() |
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8 | 2021年5月15日 | ☆ | 6R 2:44 | TKO | リー・アップルヤード | ![]() |
BBBofCイングランドスーパーライト級王座決定戦 |
9 | 2021年9月10日 | ☆ | 10R | 判定 3-0 | ブライアン・ペラエズ | ![]() |
WBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦 |
10 | 2022年3月26日 | ☆ | 10R 0:49 | TKO | レイ・モイレット | ![]() |
WBCインターナショナルシルバー・スーパーライト級王座決定戦 |
11 | 2022年6月4日 | ☆ | 6R 終了 | TKO | マウロ・ペルーネ | ![]() |
WBCインターナショナルシルバー防衛1 |
12 | 2022年8月6日 | ☆ | 6R 2:55 | TKO | サム・オメゾン | ![]() |
BBBofC英国スーパーライト級王座決定戦 |
13 | 2022年11月12日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | カイシー・ベンジャミン | ![]() |
BBBofC英国防衛1 |
14 | 2023年2月18日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | ビリー・アリントン | ![]() |
BBBofC英国防衛2 |
15 | 2023年7月1日 | ☆ | 7R 1:34 | TKO | サム・マクスウェル | ![]() |
コモンウェルススーパーライト級王座決定戦 BBBofC英国防衛3 |
16 | 2024年3月23日 | ☆ | 5R 1:25 | TKO | ホセ・セペダ | ![]() |
WBCシルバー・スーパーライト級王座決定戦 |
17 | 2025年1月25日 | ☆ | 1R 3:00 | TKO | ワリド・ウイザ | ![]() |
EBU欧州スーパーライト級王座決定戦 WBCシルバー防衛1 |
18 | 2025年4月19日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | マチュー・ジャーメイン | ![]() |
WBCシルバー防衛2 |
19 | 2025年11月22日 | スブリエル・マティアス | ![]() |
WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ 試合前 |
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テンプレート |
獲得タイトル
- アマチュア
- プロボクシング
脚注
注釈
出典
- ^ “Dalton Smith Inks Promotional With Eddie Hearn” (英語). Boxing Scene.com (2019年3月21日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith Stops Lee Appleyard in Six To Capture English Title” (英語). Boxing Scene.com (2021年5月15日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith Signs New Five-Fight Deal With Hearn, Matchroom” (英語). Boxing Scene.com (2021年8月10日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith Forced To Go Distance, Outboxes Brian Palaez For Decision Win On Hrgovic-Radonjic Card” (英語). Boxing Scene.com (2021年9月10日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith, Sky Nicolson, Calum French Secure Wins in Leeds” (英語). Boxing Scene.com (2022年3月26日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Zelfa Barrett Boxes Past Faroukh Korbanov To Capture EBU Title” (英語). Boxing Scene.com (2022年6月4日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith Drops, Blasts Out Sam O'maison in Six Rounds” (英語). Boxing Scene.com (2022年8月6日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith, Frazer Clarke, Tyler Denny, Viddal Riley Win in Manchester” (英語). Boxing Scene.com (2022年11月12日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith To Face Sam Maxwell Next, Beats Allington In Nottingham” (英語). Boxing Scene.com (2023年2月18日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith Wipes Out Sam Maxwell With Vicious One-Punch KO in Seventh” (英語). Boxing Scene.com (2023年7月1日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith Scores Impressive Body Shot Stoppage Of Jose Zepeda” (英語). Boxing Scene.com (2024年3月23日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith Extends Promotional Deal With Matchroom Boxing” (英語). Boxing Scene.com (2024年3月27日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith drops and stops Walid Ouizza to win European 140lbs title” (英語). Boxing Scene.com (2025年1月25日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith on course to challenge winner of Alberto Puello-Sandor Martin” (英語). Boxing Scene.com (2025年2月14日). 2025年2月16日閲覧。
- ^ “Dalton Smith drops Mathieu Germain three times en route to easy decision win”. Boxing Scene.com (2025年4月19日). 2025年4月20日閲覧。
- ^ “Subriel Matias-Dalton Smith targeted for November 22 in Riyadh”. Boxing Scene (2025年7月13日). 2025年7月13日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ダルトン・スミスのページへのリンク