ダウ式修正法
単純平均株価は株価水準を示す指標ですが、増資など新株発行の権利落ちがあると、株価が値下がりしたように表され連続性が失われてしまう欠点があります。これを修正することによって、株価に連続性を持たせようと工夫されたのがダウ平均株価です。計算方法は、採用する銘柄の株価合計を「(日経平均)除数」で割って求めます。除数は個別の計算方法によって算出され、採用銘柄に権利落ちがあるたびに修正されます。ダウ平均株価がスタートした1949年5月16日の除数は225で始まりましたが、修正を繰り返し2000年2月の時点では10.743とかなり小さくなっています。この除数は、日経ダウ平均とともに毎日発表されています。なお、米ダウ・ジョーンズ社が初めて採用したことから、この修正法は「ダウ式修正法」と呼ばれ、現在はそれを日本経済新聞社が引き継いでいます。
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