タヌキコマツナギとは? わかりやすく解説

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タヌキコマツナギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 14:48 UTC 版)

タヌキコマツナギ
タヌキコマツナギの花
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : バラ類 Rosids
階級なし : 真正バラ類I Eurosids I
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: コマツナギ連 Indigofereae
: コマツナギ属 Indigofera
: タヌキコマツナギ I. hirsuta
学名
Indigofera hirsuta L.
タヌキコマツナギの生育状況

タヌキコマツナギ(狸駒繋ぎ、学名:Indigofera hirsuta)は、マメ科コマツナギ属多年生草本帰化植物

特徴

草丈0.4–1 mの直立性の草本または小低木。茎は這って広がるか斜上する。葉は奇数羽状複葉で小葉は5–11個、小葉は対生し楕円形~倒卵形、長さ1.5–3 cm。葉の裏面は淡色。花は葉腋に長さ10 cmほどの総状花序となり、密につく。花冠は赤色で長さ5 mm。豆果は真っ直ぐ、または少し曲がり、長さ1.5–2.5 cmで、中に6–9個の種子が入る。豆果に褐色の開出毛を密生させることから「タヌキ」の名がついたとされる[1]ササハギに似るが、本種の葉は羽状複葉である点で異なる。

分布と生育環境

旧世界の熱帯~亜熱帯域原産、宮古島、石垣島及び西表島に帰化[1][2]。道端や荒地に生育。

利用

土壌被覆、緑肥、飼料、藍染めの原料、葉は薬用とされる[3]

脚注

  1. ^ a b (初島 & 中島 1979, p. 230)
  2. ^ (池原 1989, p. 238)
  3. ^ (FAO & IIASA 2022)

参考文献

外部リンク




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