タスキガケサカマキガイ Physa cf. gyrina (Say, 1821)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 08:31 UTC 版)
「サカマキガイ」の記事における「タスキガケサカマキガイ Physa cf. gyrina (Say, 1821)」の解説
成長の途中に何度か殻口外唇内面に縦の梁(はり)を形成し、その部分の炭酸カルシウムの沈着量が多くなるため白っぽく見え、殻に何本かの「たすき」がかかっているように見える。サカマキガイに酷似するが、殻はやや厚く体層は整い、色が全体として赤茶けている。また、螺塔もやや高い。千葉県などから記録された。P. gyrina は北米の種であるが、殻の特徴のみで同定するのは難しい場合がある。サカマキガイ類の飼育実験では、殻を丸ごと壊して捕食する動物(魚)と共に飼うと殻全体が幅広く厚くなり、殻口を壊して捕食する動物(ザリガニ類)と一緒にすると殻口を補強するため「たすき」が形成される例が知られている。
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