タイミル自然保護区とは? わかりやすく解説

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タイミル自然保護区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/26 06:30 UTC 版)

タイミル自然保護区のPedicularis alopecuroidesセブアノ語版

タイミル自然保護区[1](タイミルしぜんほごく、ロシア語: Государственный природный биосферный заповедник «Таймырский»)はロシア連邦クラスノヤルスク地方タイミル半島にあるロシア最大の自然保護区の一つである。面積は1,781,928ヘクタールあり、タイミル湖など4つのセクターで構成される。1979年2月23日に創設され、1995年ユネスコ生物圏保護区に指定された[2]2013年までに、他の近隣諸国と共同の管理機関が設けられた。

この保護区は東大西洋フライウェイ英語版の北部にあり、保護区内にはツンドラステップが広がり、ワタスゲ属草原カラマツ属およびヒメカンバの森林もある。気候は寒く、全域が永久凍土帯にある。主な地形は平野であるが、一部にモレーン湖沼周辺の沖積低地があり、第四紀の断続的な氷河作用と海進、そして河川堆積作用によって形成された。保護区内には野生のトナカイジャコウウシホッキョクギツネカンジキウサギホッキョクグマセイウチワモンアザラシシロイルカが生息しており、オオハムマガンヒシクイアオガンカモ類などの鳥類の営巣地もある[2]。南西部のゴルビタ川の内陸三角州一帯はラムサール条約登録地である[3]

脚注

  1. ^ Zhurbenko, M. P. & Pospelova, E. B. (2001). Lichenes ac fungi lichenophili in vicinitate lacus Syrutaturku (reservatum Taimyricum, Taimyr Centralis). Novitates Systematicae Plantarum non Vascularium 34, 134–39.
  2. ^ a b Taimyrsky Biosphere Reserve, Russian Federation” (英語). UNESCO (2019年7月18日). 2023年3月5日閲覧。
  3. ^ Gorbita Delta | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (1997年1月1日). 2023年4月4日閲覧。

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