セリヌス、セゲスタを攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 06:16 UTC 版)
「セゲスタ包囲戦」の記事における「セリヌス、セゲスタを攻撃」の解説
30年間続いた平和の間にセゲスタの勢力は徐々に低下していったが、紀元前416年までの動向はほとんど分かっていない。アテナイとの同盟のため、エリミ人はシケリアのドーリア人都市、すなわちセリヌスとシュラクサイと敵対関係となった。紀元前416年になると、セリヌスのギリシア人は敵対行動を開始し、マザロス川上流をわたって、セゲスタとの係争地を占領した。ギリシア人はエリミ人の土地に繰り返して攻撃を行い、セゲスタはそれを中止するように求めたものの、それが拒絶されると占領された土地を奪還しようとした。しかし、セリヌスはこの反撃を阻止した。続いてセゲスタはアクラガスとシュラクサイに調停を求めたが失敗し、シュラクサイにいたっては艦隊を派遣してエリミ人地域を海上封鎖した。セゲスタはさらにカルタゴに介入を求めたがこれも拒否されたため、最後にアテナイに救援を求めた。
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