セラクルミン経口摂取時のバイオアベイラビリティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 07:15 UTC 版)
「セラクルミン」の記事における「セラクルミン経口摂取時のバイオアベイラビリティ」の解説
セラクルミンにおいてクルクミンの経口吸収性が改善されたという論拠として、クルクミン粉末とセラクルミンをそれぞれ経口摂取した際の血中クルクミン濃度の比較を行った報告がある。ラットにクルクミン換算で50 mg/kgを経口投与した場合、血中クルクミン濃度の最高値、および、0~8時間の血中濃度曲線下面積 (AUC) は、クルクミン粉末投与時にはそれぞれ13.0±5.8 ng/mL、51.1±25 ng/mLであったのに対し、セラクルミン投与時には764±231 ng/mL、2248±380 ng/mL となり、AUC比較でバイオアベイラビリティは42.8~44.0倍に増加していたとの報告がある。 また、健康成人にてクルクミン換算で30 mgのセラクルミンを経口摂取した場合、血中クルクミン濃度の最高値、および、0~6時間のAUCは、クルクミン粉末摂取時にはそれぞれ1.8±2.8 ng/mL、4.1±7 ng/mLであったのに対し、セラクルミン摂取時には29.5±12.9 ng/mL、113±61 ng/mL となり、AUC比較で27.3倍という結果が示されている。
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