セライトろ過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:40 UTC 版)
分液操作において不溶物が皮膜化するとエマルジョンを解消することが困難となる。その場合、分液操作の前処理としてセライト(celite, 陶土)あるいはケイソウ土をろ過補助剤としてろ紙の上に敷き詰め、減圧ろ過を施し、不溶物を除去することで、エマルジョンを解消しやすくする方法がある。また、不要な大量の残渣をろ去する際、ろ紙が目詰まりするのを防ぐにも有用である。この手法をセライトろ過と呼ぶ。 上記以外にもフェーズセパレーターろ紙と呼ばれる、紙製ろ紙をシリコン加工により撥水性を持たせ、水相を残渣、有機相をろ液として分別できるろ紙や、さまざまなろ材を重層構造にしたカートリッジ状のフィルター等、用途によりその種類は多岐にわたる。
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