スーネンス計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 10:46 UTC 版)
「第2バチカン公会議」の記事における「スーネンス計画」の解説
スーネンス枢機卿 (en) を中央準備委員に指名したヨハネ23世だが、73もの草案は準備作業に全く指針を示さなかった教皇にとって多すぎたため、秘密裏にその縮減をスーネンスに任せた。 スーネンスは、予備草案を全て2つの枠組みで作り直そうとした。教会内部に向けての発言と、教会外部に向けての発言という2つの領域である。このスーネンス計画は、第2バチカン公会議開始前の1962年4月の終わりには準備が完了、5月中旬には、教皇の命令でこの計画を少数の有力な枢機卿たち、すなわちデフナー、モンティーニ、シリ、リエナール、レルカノなどに伝達している。これは予備草案を廃案にすることを意味し、一方で準備委員会に仕事を続けさせながら、同時に他方では他の委員会にその廃案を任せていた。
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