スコア計算方式の変種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 07:49 UTC 版)
「プレフェランス」の記事における「スコア計算方式の変種」の解説
プレフェランスにはいくつかの異なるスコア計算方式が存在する。そのうち主要な3種類について説明する。 今まで述べてきたスコア計算方法は都市名のソチにちなんでソチ方式と呼ばれているものである。ソチ方式をまとめると: デクレアラーがコントラクトを達成するとプールポイントに得点する。達成に失敗するとアンダートリック分をペナルティとして課され、かつ同じ点数をディフェンダーに支払う。 ディフェンダーが1トリック取るごとに、デクレアラーはヴィストしている競技者に対してコントラクトの点数をヴィストポイントとして支払う。 ディフェンダーが自分に割りあてられたトリックを獲得できなかった場合、コントラクトの点数にアンダートリックの数を掛けた数をペナルティとして課される(ヴィストした者の間で公平に分けられる)。 レニングラード方式はソチ方式に似ているが、ペナルティとヴィストポイントは2倍される。ただし、ディフェンダーが目標のトリック数に達しなかったときのペナルティは2倍されない。また、デクレアラーがコントラクトを達成しなかった場合に受け取るヴィストポイントは、ヴィストした競技者とパスした競技者の間で二等分される(前述の紳士のヴィスト)。プールポイントは2倍せずにそのまま記すが、最終計算のときにはプールポイントはペナルティの倍として計算される(ゲームの終了を参照)。 第3の方式はロストフ方式と呼ばれる。ソチ方式と異なり、ディフェンダー側が必要なトリック数を取れなかった場合のペナルティは2で割る。また、ペナルティ欄は使用されず、そのかわりに自分以外の競技者にヴィストポイント5点ずつを支払う。全体の結果としては同じことになる。 ソチ方式はもっとも単純だが、ディフェンダー側が失敗したときのペナルティが他の方式より大きい。
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