スキーマ理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 02:19 UTC 版)
スキーマ理論とは、遺伝子型の部分集合(スキーマ)の有無が適応度に大きな影響を与えることを前提とした解析理論である。現在の GA の理論の根幹を成している。スキーマとは例えば H = * * 0 1 * 1 * のような形で表す。ここで * (アスタリスク)はワイルドカードのことであり、この部分には0と1のどちらが入っても良いことを意味している。このとき、 0 1 0 1 1 1 01 1 0 1 0 1 0 のように * 以外の部分が一致している遺伝子型を持つ個体のことを「スキーマ H を含む個体」と表現する。 スキーマ理論特有の用語として定義長とオーダがある。定義長とはスキーマの一番左のアスタリスク以外の文字と一番右のアスタリスク以外の文字との距離のことである。これは δ(H) という形で表す。上記の例の場合は δ(H) = 3 である。オーダとはスキーマ内のアスタリスク以外の文字の数のことである。これは O(H) という形で表す。上記の例の場合は O(H) = 3 である。
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