ジョン・ハーシェルの科学方法論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 21:12 UTC 版)
「仮説実験的認識論」の記事における「ジョン・ハーシェルの科学方法論」の解説
科学方法論についての体系的な議論は1800年代のジョン・ハーシェル(1791-1871)から始まった。ハーシェルは1830年に百科叢書の1冊として『自然哲学研究序説』を書き、その中で「どうやって科学者は研究するか=科学方法論」を論じて次のように述べた。 事象を事前に判断するために「仮説を立てる」ということは常に起こる。それは起こりうるすべての考えの中で、2つまたは3つの主要なものに絞るということである。そして「仮説」をイメージすることで、行動を起こすことが可能になる(ハーシェル、p.186)。 ハーシェルは科学方法論について次の3つの方法によってのみ到達できると書いている。 「帰納的推測」分かる範囲のすべてのことを調べ特定する。 「大胆な仮説」を事実と比較し、事実を試す。 「帰納的仮説」と「大胆な仮説」を組み合わせて、法則を特定する。そして公表する。
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