ジョン・オズボーン_(劇作家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジョン・オズボーン_(劇作家)の意味・解説 

ジョン・オズボーン (劇作家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/26 03:37 UTC 版)

ジョン・オズボーン(1957年レジナルド・グレイ英語版による自画像)

ジョン・オズボーンJohn Osborne, 1929年12月12日 - 1994年12月24日)は、イギリス劇作家。一般には『怒りをこめてふり返れ』で知られる。

来歴

宣伝美術家の父とバーのウェイトレスの息子としてロンドンに生まれ、1941年に父を亡くしたのち、デヴォンのパブリック・スクールに入るも退学[1]。そののち俳優となるが、無名に甘んじていた[2]1956年5月8日に、『怒りをこめてふり返れ』の初演がなされて劇壇、ならびに一般の観客たちにも多大なる衝撃を与え、キングズリー・エイミスアラン・シリトーアーノルド・ウェスカーらとともに、アングリー・ヤング・メンを代表する作家のひとりとみなされた。なお、このアングリー・ヤング・メンという名称じたいが、『怒りをこめて振りかえれ』に由来している。

こののちも、『寄席芸人』(1957年)『ルター』(1961年)などの作品を書いたものの、人気はしだいに下降し、人気を失った大御所として扱われることも多かった[3]

主な作品

  • 『怒りをこめてふり返れ』Look Back in Anger, 1956
  • 『寄席芸人』The Entertainer, 1957
  • 『ルター』Luther, 1961
  • 『認められぬ証言』Inadmissible Evidence, 1964
  • 『私のための愛国者』A Patriot for Me, 1965

脚注

  1. ^ Encyclopedia Brittanica ”John Osborne"”. 2023年2月26日閲覧。
  2. ^ 『筑摩世界文学大系「現代劇集」』筑摩書房、1965年5月31日、349頁。 
  3. ^ 『現代演劇 no.5 トム・ストッパード』英潮社、1981年5月20日、217頁。 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ジョン・オズボーン_(劇作家)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジョン・オズボーン_(劇作家)」の関連用語

ジョン・オズボーン_(劇作家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジョン・オズボーン_(劇作家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョン・オズボーン (劇作家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS