ジョン・ウェインの吹替
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:08 UTC 版)
当初、小林自身はジョン・ウェインを吹き替えるのには「ミスキャストとしか思えなかった」と語っている。ウェインの作品で演じやすいタイプは軍人役や西部劇のガンマンで、逆に苦労したのが若かりし頃のウェインであるという。特に『駅馬車』では「声を張り上げながら出していた」と当時の思い出を振り返っている。 小林はウェインについて「彼は世界的スターだったが、世間では大根役者と言われ名優扱いはされなかった。しかし私の視点では、細かい演技が非常に巧みで喜劇的な息の使い方も上手い俳優だったんですよ。彼のアテレコは演技の勉強になりました」と評している。 岡崎徹は、父親が洋画のファンであり、その中でも小林が吹き替えを担当していたジョン・ウェインの西部劇の大ファンであったことから、『アマゾン』で小林と共演できたことが嬉しかったと述べており、小林のサインを父親に送ったことがあるという。 小林の吹き替えたウェインはフィックスとして現在も吹き替えファンから高い支持を得ている。
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