ジョセフ・P・ケネディと「ビジネス」
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「ジョセフ・P・ケネディ」の記事における「ジョセフ・P・ケネディと「ビジネス」」の解説
ジョーは株式市場や不動産・動産投資によって莫大な富を築いた。彼自身が一から立ち上げた事業というのはほとんどなかったが、相場の機を見るに敏で、絶妙なタイミングで資産の売買を行った。ただし、今の基準で言えば完全にインサイダー取引にあたるものも多く、内部情報の取得の仕方にも問題があった。その彼が後に証券取引委員会(SEC)の初代委員長に任命されたことで多くの非難が巻き起こることになる。ジョーはこの頃、サム・ジアンカーナやフランク・コステロといったマフィアのボスたちと組んで仕事をしたという。具体的には「ベアー・レイド」と呼ばれる株価操作を行った結果、1929年の大暴落の引き金をひいたとも言われる。さらにジョーがマフィアと組んで酒類の密輸も行っているという噂も絶えなかった。1957年にフォーチュン誌が「アメリカの大富豪リスト」を初めて発表したとき、ジョーは9位から16位の間に位置するとみられていた。
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