ジュディス台風とは? わかりやすく解説

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ジュディス台風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/25 21:06 UTC 版)

ジュディス台風
昭和24年台風第9号
カテゴリー2の タイフーン  (SSHS)
発生期間 1949年8月7日19日
寿命 約12日
最低気圧 960 hPa
最大風速
(気象庁解析)
最大風速
(米海軍解析)
85 knot
被害総額
死傷者数 死者154名、行方不明25名、負傷者213名
被害地域 日本

ジュディス台風(ジュディスたいふう、昭和24年台風第9号、国際名:ジュディス/Judith)は、1949年8月九州に上陸し、南西諸島や九州・四国地方に大きな被害を出した台風である。

概要

進路図

1949年8月7日、パラオ島付近で台風9号が発生。南西諸島の東の海上を北北東に進んでいたが、次第に北から北北西に向きを変えて、14日9時頃に鹿児島県屋久島の南で最盛期を迎え中心気圧960hPaを記録。その後15日21時頃に鹿児島県志布志湾付近に上陸した。16日3時頃に八代海に出て長崎県西方海上に進み、17日には長崎県対馬の西で停滞。18日に東に進み始め、19日に福井県若狭湾付近で消滅した[1]

台風の影響により、佐賀県で期間降水量が493.9mmに達するなど、九州では200~400mmの大雨となり、佐賀県をはじめとする九州各地で被害が発生した[1]。またこの大雨によって、九州・四国の各地で河川の氾濫が多発し、大水害となった。

1949年9月1日、昭和天皇、香淳皇后が被害の大きかった佐賀県、宮崎県、福岡県、長崎県に御救恤金を賜う[2]

被害状況

  • 死者154名、行方不明25名、負傷者213名[1]
  • 住家全壊569棟、住家半壊1,966棟
  • 床上浸水33,680棟、床下浸水68,314棟
  • 田畑の流埋7,035ha、船舶の被害124隻

脚注

  1. ^ a b c ジュディス台風 昭和24年(1949年) 8月13日~8月18日”. www.data.jma.go.jp. 2020年4月29日閲覧。
  2. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、899頁。ISBN 978-4-487-74411-4 

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