ジャン・モネ講座
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ヨーロッパの大学の学長やヨーロッパ法の専門家で構成されている欧州大学院大学(EUI, European University Institute)では「ジャン・モネ講座」を開講している。講座の名称は、この講座がヨーロッパの統合にかかわる研究や実習を行っていることにちなむもので、ジャン・モネ講座には大学から多額の資金が拠出されており、とりわけ法律学(EU法)、政治学、経済学、歴史学を扱っている。ジャン・モネ講座はパッサウ大学やヴッパータール大学などで開講されている。 また、ヨーロッパ・コミッションは、ジャン・モネにちなみ、ジャン・モネ・チェア*という制度を設け、ヨーロッパ各国、および世界で、EU研究を代表的に研究し教育している人物に対し、ジャン・モネ・チェアという称号とファンドを与え、EC/EUの教育と研究促進に寄与している。ジャン・モネは、シューマンに並び、欧州統合の基底をなす存在とされている。日本のジャン・モネ・チェアには、田中俊郎、庄司克宏、羽場久美子、田中素香、久保広正、吉井昌彦らがいる。 ジョセフ・H・H・ワイラーはニューヨーク大学ロー・スクールにジャン・モネ・センターを開設している。
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