サンクトペテルブルクのパラドックスとは? わかりやすく解説

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サンクトペテルブルクのパラドックス

(サンクトペテルブルクの賭け から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 02:07 UTC 版)

サンクトペテルブルクのパラドックス (St. Petersburg paradox) は、意思決定理論におけるパラドックスの一つである。極めて少ない確率で極めて大きな利益が得られるような事例では、期待値が発散する場合があるが、このようなときに生まれる逆説である。サンクトペテルブルクの賭けサンクトペテルブルクの問題などとも呼ばれる。「サンクトペテルブルク」の部分は表記に揺れがある。


  1. ^ 表が出る確率と裏が出る確率が、それぞれ正確に1/2という意味である。
  2. ^ 通貨単位は本質ではなく、どんなものでもいい。ベルヌーイの原論文ではダカット金貨が単位となっている。これは現在の日本円に換算すると約500円相当である。
  3. ^ 言い換えれば、このゲームの主催者がトータルで損を出さないための参加費はいくらか、という問題である。当然、その参加費より実際の参加費が高ければ結局は主催者が儲け、安ければ参加者が平均して勝って主催者は損失を被る。
  4. ^ 底は何でもいいので、以下では単に log と書く。
  5. ^ 例外として、賞金額が常に一定ならば等しい。
  6. ^ 日本家庭の資産中央値がこの程度である。
  1. ^ トドハンター p.205
  2. ^ トドハンター p.233
  3. ^ トドハンター p.234
  4. ^ トドハンター p.242
  5. ^ トドハンター p.295
  6. ^ トドハンター p.327
  7. ^ 「確率論とその応用」- 紀伊國屋書店 (1960/01):ISBN-13 978-4314000123


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