サル出血熱ウイルスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 生物 > ウイルス > サル出血熱ウイルスの意味・解説 

サル出血熱ウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 15:49 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
サル出血熱ウイルス
分類
: プラス一本鎖RNAウイルス
: アルテリウイルス科
: アルテリウイルス属
: サル出血熱ウイルス
学名
Simian hemorrhagic fever virus

サル出血熱ウイルス(サルしゅっけつねつウイルス、: Simian hemorrhagic fever virus, Simian haemorrhagic fever virus;SHFV)とはサルに対して高病原性を示すウイルスの1種。サル出血熱ウイルスはアルテリウイルス科に属するプラス一本鎖RNAウイルスである。

宿主

ミドリザル、ヒヒなどのサルでの蔓延は大きくないが、パタスモンキーでは50%がサル出血熱ウイルスに対する抗体を保有していることからパタスモンキーが自然宿主であると信じられている。マカク属ではサル出血熱ウイルスは高い致死率を示す急性で激烈な疾病を引き起こす(サル出血熱)。

症状

パタスモンキー、ミドリザル、ヒヒでは不顕性感染を起こすことがある。発症初期では発熱、顔面浮腫、チアノーゼ、食欲不振、メレナ、皮膚、皮下、眼球後方での出血が認められる。血小板減少症は早期に認められる。通常は発症から10-15日以内に死亡する[1]

脚注

  1. ^ Richard L. Walker, Dwight C. Hirsh, Nigel James. "Vet. Biology" Blackwell Publishing, 2004.




サル出血熱ウイルスと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サル出血熱ウイルス」の関連用語

サル出血熱ウイルスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サル出血熱ウイルスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサル出血熱ウイルス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS