サカムカエ

デジタル大辞泉

さか‐むかえ〔‐むかへ〕【坂迎え／^▽境迎え】

読み方：さかむかえ

１ 旅から郷里に帰る人を、国境・村境などに出迎えて供応したこと。京都の人は伊勢参りなどから帰京する者を逢坂(おうさか)の関まで出迎えた。酒迎え。さかむかい。

２ 平安時代、新任の国司が京都から任地の国境に到着したとき、在地の国府の役人が出迎えて供応した儀式。

歴史民俗用語辞典

坂迎

読み方：サカムカエ（ｓａｋａｍｕｋａｅ）

（１）平安時代、新任の国司を国境で出迎える儀式。
（２）伊勢・熊野などへの参詣者の帰りを村境で出迎える祝宴。

境迎

読み方：サカムカエ（ｓａｋａｍｕｋａｅ）

平安時代の国司出迎えの儀式。

別名 坂迎

季語・季題辞典

坂迎

読み方：サカムカエ（ｓａｋａｍｕｋａｅ）

伊勢参宮にいく人を送り出す側が、町や村のはずれまで送り、帰着の日には酒さかなを整えて出迎えたこと

季節 春

分類 人事

坂迎え

読み方：サカムカエ（ｓａｋａｍｕｋａｅ）

伊勢神宮に参詣し、帰参の日にはこれを村境に酒肴をととのえて迎えたこと

季節 春

分類 宗教