サエッテアMk4級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/11 07:35 UTC 版)
2006年2月15日にイラク海軍は4隻のサエッテアMk.4級海洋巡視船の供給を受ける1億100万ドルの契約をイタリア政府と結んだ。 これは元々イタリア沿岸警備隊が使用していた改修されたディシオッティ級の海洋巡視船である。船はリヴァ・トリゴゾのフィンカンティエリによって建造され、収容乗員数が38増加するなどの変更が加えられている。この契約には、各乗組員が7週間のトレーニングコースを完了する乗員訓練と後方支援の提供も含まれている。イタリア海軍との協力で各試運転乗員には、リヴォルノのアカデミーで1週間の艦橋シミュレータコースが提供される。 2009年5月に、最初の巡視船「Fatah」がラ・スペツィアのマジアーノ造船所で引き渡された。 乗組員は2009年1月以来訓練を受けており、それから地中海、スエズ運河と紅海を経由する20日間/5000海里のウンム・カスルへの旅に出発した。そこで追加の訓練を終えた後、船は新規乗組員の訓練役に戻る予定のイギリス海兵隊からパトロール任務を引き継いだ。船舶は、排他的経済水域のパトロール、海上交通の制御及び捜索救助および消火活動に使用される。
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