サウンド・オブ・サイレンス_(アルバム)とは? わかりやすく解説

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サウンド・オブ・サイレンス (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/03 14:19 UTC 版)

サウンド・オブ・サイレンス
サイモン&ガーファンクルスタジオ・アルバム
リリース
録音 1964年3月10日
1965年4月5日
1965年6月
1965年12月13日 - 12月22日
ジャンル フォークロック
時間
レーベル コロムビア・レコード(米国盤)
CBS/日本コロムビア
CBS・ソニー(日本盤)
プロデュース ボブ・ジョンストン
トム・ウィルソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 13位(イギリス)[1]
  • 21位(アメリカ・1968年)[2]
  • サイモン&ガーファンクル アルバム 年表
    水曜の朝、午前3時
    (1964年)
    サウンド・オブ・サイレンス
    (1966年)
    パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム
    (1966年)
    テンプレートを表示

    サウンド・オブ・サイレンス』(Sounds of Silence)は、サイモン&ガーファンクル1966年1月に発表したセカンド・アルバム。

    解説

    1965年4月、トム・ウィルソンのプロデュースにより「どこにもいないよ」「はりきってゆこう」の2曲がレコーディングされるが、この頃のサイモン&ガーファンクルは事実上活動を停止しており、ポール・サイモンイギリスでソロ活動をしていた。しかし、トム・ウィルソンのアイディアでバンド編成のオーバー・ダビングがなされた「サウンド・オブ・サイレンス」のシングル・ヴァージョンが大ヒットすると、ポールはアメリカに帰国し、アート・ガーファンクルも合流して活動を再開する。

    1965年12月、ボブ・ディラン追憶のハイウェイ 61』を手がけたボブ・ジョンストンのプロデュースにより11曲が録音されるが、突然のアルバム制作だったためオリジナルの新曲は「ブレスト」「リチャード・コリー」「早く家へ帰りたい」の3曲のみで、ポールが8月に発表したソロ・アルバム『ポール・サイモン・ソングブック』収録曲のセルフ・カヴァーや、2曲のカヴァー曲も録音された。そのうち、ジャクソン・C・フランクのカヴァー「ブルース・ラン・ザ・ゲーム」は収録が見送られ、「早く家へ帰りたい」はシングルとして発表されることになり、「雨に負けぬ花」は次のアルバム『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』(1966年)に持ち越された。最終的には「サウンド・オブ・サイレンス」のシングル・ヴァージョンや4月に録音された2曲も含む11曲入りのアルバムとして、1966年に発表された。

    本国アメリカでは『ビルボード』誌のアルバム・チャートに初のチャート・インを果たして143週に渡ってチャート・インするロング・セラーとなり[3]、1968年には最高21位に達した[2]。全英チャートでも初のチャート・インを果たし、13位に達した[1]。日本では1966年8月に発売[4]。前作『水曜の朝、午前3時』は当時日本未発売だったため、本作が日本でのデビュー・アルバムとなった。

    本作収録曲のうち「サウンド・オブ・サイレンス」と「4月になれば彼女は」は映画『卒業』(1967年12月公開)のサウンドトラックで使用されて、アルバム『卒業-オリジナル・サウンドトラック』(1968年)にも収録された。

    2001年発売のリマスターCDには、前述のアウトテイク「ブルース・ラン・ザ・ゲーム」と、1970年7月8日に行われたデモ録音からの3曲がボーナス・トラックとして追加収録された。

    収録曲

    特記なき楽曲はポール・サイモン作詞・作曲。6.はインストゥルメンタル

    Side 1
    1. サウンド・オブ・サイレンス - "The Sound of Silence" - 3:08
    2. 木の葉は緑 - "Leaves That Are Green" - 2:23
    3. ブレスト - "Blessed" - 3:16
    4. キャシーの歌 - "Kathy's Song" - 3:21
    5. どこにもいないよ - "Somewhere They Can't Find Me" - 2:37
    6. アンジー - "Anji" (Davy Graham) - 2:17
    Side 2
    1. リチャード・コリー - "Richard Cory" - 2:57
    2. とても変わった人 - "A Most Peculiar Man" - 2:34
    3. 4月になれば彼女は - "April Come She Will" - 1:51
    4. はりきってゆこう - "We've Got a Groovy Thing Goin'" - 2:00
    5. アイ・アム・ア・ロック - "I Am a Rock" - 2:50

    2001年リマスター盤ボーナス・トラック

    1. ブルース・ラン・ザ・ゲーム - "Blues Run The Game" (Jackson C. Frank) - 2:55
    2. バーブリアレン (デモ) - "Barbriallen" (traditional) - 4:06
    3. ローズ・オブ・アバディーン (デモ) - "Rose of Aberdeen" (traditional) - 2:02
    4. ローヴィング・ギャンブラー (デモ) - "Roving Gambler" (traditional) - 3:03

    カヴァー

    脚注

    1. ^ a b ChartArchive -Simon And Garfunkel-
    2. ^ a b Simon & Garfunkel - Awards : AllMusic
    3. ^ 2001年リマスターCD(CK 65998)英文ライナーノーツ
    4. ^ 『文藝別冊 [総特集] サイモン&ガーファンクル』(河出書房新社、2003年、ISBN 4-309-97650-6)p.85

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