サイドインパクトバー
自動車の側面に衝突を受ける事故では、乗員を保護するキャビンの剛性はドアパネルやセンターピラーで受け持つ。しかし、ドアパネルは0.8mm前後の鋼板アウターパネルとインナーパネルを接合した構造であり、側面からの強い衝突に対しては抗力が低く、キャビンを圧迫して乗員にダメージを与えることが多い。アメリカでは自動車の安全基準で車両の側面衝突に対する圧壊抵抗力を規定し、1973年から実施されている。その結果、ドアパネル内にはサイドインパクトバー、サイドドアビーム、プロテクションビーム、リーンホースメントなどと呼ばれる補強材が取り付けられることになった。
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