ゴマチョウチョウウオとは? わかりやすく解説

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ゴマチョウチョウウオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:52 UTC 版)

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ゴマチョウチョウウオ
ゴマチョウチョウウオChaetodon citrinellus
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: チョウチョウウオ科
Chaetodontidae
: チョウチョウウオ属
Chaetodon
: ゴマチョウチョウウオ
C. citrinellus
学名
Chaetodon citrinellus
Cuvier, 1831
和名
ゴマチョウチョウウオ
英名
Speckled butterflyfish

ゴマチョウチョウウオ(胡麻蝶蝶魚、学名:Chaetodon citrinellus)はスズキ目チョウチョウウオ科に分類される魚類の一種。種小名は体色から「檸檬色」を意味する[1]。和名と英名は、本種の斑点に由来する[2]

形態

幼魚
  • 全長13cm[2]
  • 体色は薄いレモン色で、体側に細かい斑点を持つ。(斑点は全体に青みがかるが、臀鰭付近ではオレンジ色を帯びる。)
  • 黒色横帯が眼を横切っており、臀鰭下部の縁にはこの種に特有の太い黒帯がある。
よく似た種
コクテンカタギ
コガネチョウチョウウオ

よく似た種としてコクテンカタギコガネチョウチョウウオがいる。

コクテンカタギとは、臀鰭の黒帯で識別が可能である。

コガネチョウチョウウオはハワイの固有種である。体色は白っぽいレモン色で体側に細かい斑点状の横帯が数本ある。また、黒色横帯が眼を横切っており、その上には黒点がある。臀鰭下部の縁には太い白帯。尾の付け根と尾に黒い横帯がある。

生態

雑食で、サンゴポリプホヤなどの底生小動物、藻類を食べる。

熱帯亜熱帯の水深2-35mのサンゴ礁や岩礁域に生息し、単独から数十匹の群れで行動する。幼魚は枝状のサンゴのまわりで見られる。夜になると、模様ががらりと変わる。背びれ付近が黒くなり、白く目立つ大きな斑がでる。

分布

中部太平洋インド洋。北限は千葉県、南限はオーストラリアニューサウスウェールズ州。日本国内ではあまり見られない。

人とのかかわり

観賞魚として流通している。大人しい性格のため気が強い個体とはいっしょにできない。冷凍餌や生餌から餌付かせる。

脚注・出典

[脚注の使い方]
  1. ^ Christopher Scharpf & Kenneth J. Lazara (2022年5月23日). “Order ACANTHURIFORMES (part 1): Families LOBOTIDAE, POMACANTHIDAE, DREPANEIDAE and CHAETODONTIDAE”. The ETYFish Project. 2021年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月17日閲覧。
  2. ^ a b 中村(2003).

参考文献

  • 中村庸夫 『チョウチョウウオガイドブック』TBSブリタニカ、2003年、12頁。ISBN 4-484-03404-2 

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