コーンクラッチ
円錐形の摩擦面をもったクラッチ。MTのシンクロナイザーリングに使われている。テーパー状の摩擦面をもっているため、押付け力は楔効果により、コーン面を垂直に押す力で約10倍になり、軽い力で大きなトルクが発生する。このため円板クラッチよりもトルク容量は大きいが、コーン角度の微少変化で容量変化が大きく、精度を要して扱いにくい。最近はチェンジ操作力軽減のため、複数の摩擦面をもつものが採用されるようになり、摩擦面を2つもつものをダブルコーンクラッチ、3つもつものをトリプルコーンクラッチという。テーパー角度は7度程度で、材質は黄銅合金が主体、近年カーボンが使用されはじめている。
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