コールマン・ブリッジ (シンガポール)とは? わかりやすく解説

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コールマン・ブリッジ (シンガポール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/12 16:24 UTC 版)

コールマン・ブリッジ
哥里门桥
通行対象 自動車
歩行者
交差 シンガポール川
所在地 ダウンタウン・コア
正式名称 コールマン・ブリッジ

コールマン・ブリッジ(広東語哥里门桥)は、シンガポールに存在する自動車用の

説明

ヒル・ストリートニュー・ブリッジ・ロードに接続しており、クラーク・キー(レストランバーカフェなどが集まっている地域のこと。)付近のシンガポール川に架かっている。橋の一部はダウンタウン・コアと、都市計画区域(両者とも中心業務地区近くに位置する。)の境界線を為している。

シンガポール川に架かる橋としては、コールマン・ブリッジは2番目に建設された橋である。

歴史

1840年[1]、のシンガポールには、シンガポール川に架かってオールド・ブリッジ・ロードとヒル・ストリートに繋がるレンガ造り(当初は組積造だった。)のがあった。また、その名を「コールマン・ブリッジ」といった。橋は9つのアーチを有しており、ジョージ・ドラムグール・コールマン(18951844年アイルランド人建築家。)の名前をもじって「コールマン・ブリッジ」と名付けられていたのであった。シンガポール初の建築物でもある。橋の名は「新しい橋」を意味し、橋の南端の「ニュー・ブリッジ・ロード」の由来ともなっている。[1]

1865年、橋は木造の物に置き換えられたが、磐石な建設ではなかった。この木造への置き換えのために、政府は10000ドル(海峡ドル換算で)を費やした。1886年には木造から鉄骨のものへ置き換えられ、この橋はシンガポールで最も魅力的とされていた。その後は1世紀ほど持ち堪えたが、増大していたニュー・ブリッジ・ロードとヒル・ストリート交通流に耐え切れなくなった。

1986年、遂に鉄製の橋は破却され、現在のコンクリート造へと建て替えられた。しかし、おしゃれな街灯や、鉄製のガードレールは現在の橋にも受け継がれており、かつての姿を偲ばせている。

コールマン・ブリッジは広東語で「2番目の通路の橋」を意味する、「哥里门桥」という名称でも知られている。

脚注

  1. ^ a b G. Chandradas, Tien Chung Ping (21 August 2008). "Bridging the gap", The Straits Times.
  • National Heritage Board (2006), Discover Singapore - Heritage Trails, ISBN 981-05-6433-3
  • Victor R Savage, Brenda S A Yeoh (2004), Toponymics - A Study of Singapore Street Names, Eastern University Press, ISBN 981-210-364-3



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