コマ収差とは? わかりやすく解説

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コマ収差(軸外)

【英】:(off-axial) coma aberration

物面の光軸外の点から光軸に対していろいろな角度で出射した電子線レンズ通ったあと、像面上1点結像せず円錐状(彗星状)の像を作る収差円錐頂角彗星の尾開き角)は60°になる。ザイデルの5収差一つで、レンズ固有収差である。寄生収差である軸上コマ収差とは別物である。対物レンズでは理論上球面収差次に、軸外収差のうちで最も重要な収差。軸外コマ収差補正の例はあるが、高分解能像に対するコマ収差の効果小さい。コマの名称はcomet由来する

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コマ収差(軸上)

【英】:axial coma aberration

電磁レンズ(対物)が完全な軸対称性を持たないことに起因する収差一つ。コマ収差はビームの点像を円錐状(彗星状)にする。この収差レンズポールピースの孔の非対称(真円でない)、材質磁気的不均質絞り等への帯電などによって生じる。

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