コペトダグ山脈とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > コペトダグ山脈の意味・解説 

コペトダグ山脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 14:36 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
コペトダグ山脈 (خرِبِت كُپِتدَگ)
アハル平原から見たコペトダグ山脈
所在地  イラン トルクメニスタン
位置 北緯38度4分12秒 東経57度22分12秒 / 北緯38.07000度 東経57.37000度 / 38.07000; 57.37000座標: 北緯38度4分12秒 東経57度22分12秒 / 北緯38.07000度 東経57.37000度 / 38.07000; 57.37000
最高峰 ビナルード山(3211 m
延長 650 km
プロジェクト 山
テンプレートを表示

コペトダグ山脈 (コペトダグさんみゃく、英語: Kopet Dag, ペルシア語: کپه‌داغコペトダーグトルクメン語: Köpetdag) は、トルクメン=ホラーサーンとしても知られ[1]トルクメニスタンイランの国境にある山脈である。国境に沿って650キロメートル (400 mi)ほどの長さがあり、東にカスピ海がある。山脈の最高峰は首都アシガバードの南西のトルクメニスタンにあり、標高は2,940メートル (9,646 ft)。イラン側の最高地点は3,191メートル (10,469 ft)。

山脈には、サパルムラト・ニヤゾフ前大統領により公式にオープンしたスキー場がある。コペトダグ山脈は積雪量が少ないにもかかわらず、ニヤゾフはここに主要なスキー場を建設することを決心した[2]

地形

コペトダグ山脈には、山麓の丘陵地帯、乾燥した砂の傾斜地、高原及び険しい峡谷といった地形が特徴の地域である。

周辺には1976年に設立された保護地域であるコペトダグ保護区ロシア語版が存在している。また同山脈の南西部には1979年に設立されたショント・クサルダグ自然保護区ロシア語版が存在する。

コペトダグ山脈では、地盤が変化しており、激しい地震が起こりやすい。マグニチュード7を超える地震も観測されている[3]

考古学

アシガバード近くのコペトダグ山麓の丘陵地帯には、古代の遊牧国家パルティアの初期の首都であった都城ニサの都市遺跡がある。

動植物

5月のコペトダグ山脈

この地域の森林地帯には、多くの果樹、灌木、ブドウなどが生息し、これには人間の使用に価値があり品種改良がなされるザクロ (Punica granatum)、野生のブドウ (Vitis sylvestris)、イチジク (Ficus carica)、野生のリンゴ (Malus turkmenorum)、野生のナシ (Pyrus boissieriana)、野生のサクランボ (Prunus spp., Cerasus microcarpa, C. erythrocarpa, C. blinovskii)、野生のスモモ (Prunus divaricata)、アーモンド (Amygdalus communis=Prunus dulcis, A. scoparia=Prunus scoparia)、サンザシ (Crataegus spp.)が含まれる。

関連項目

出典

  1. ^ ,خرِبِت كُپِتدَگ: Iran”. 2010年9月9日閲覧。.
  2. ^ Turkmen government announces new construction projects Universal Newswires, accessed on November 15, 2012.
  3. ^ Oct. 5, 1948 - More than 110,000 people were killed by 7.3 quake. Staff (11 January 2005) "World's worst natural disasters since 1900" CBS News



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コペトダグ山脈」の関連用語

コペトダグ山脈のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コペトダグ山脈のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコペトダグ山脈 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS