コバヤシマルとカーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 07:57 UTC 版)
「コバヤシマル」の記事における「コバヤシマルとカーク」の解説
艦隊アカデミーの歴史上、コバヤシマル・シナリオに勝ってしまった唯一の候補生がジェームズ・T・カークである。このことは『スタートレックII』でも言及されており、彼が勝てたのは試験の前日に実習室へ侵入し、シミュレーション用のプログラムを書き換えていたため。『スタートレックII』(映画版、小説版)では「教官から独創的だと評された」「その行動を評価すべきか処罰すべきかを悩み、コインを投げて決めた」とのセリフも登場する。なお、「コバヤシマル・シナリオは決して勝てないようになっている」ことは本来候補生には知らされていないはずであり、カークがなぜそれを知っていたかは不明。 過去が書き換えられた世界を基にした、2009年公開の『スター・トレック』では、実際にシミュレーションプログラムの書き換えを行う様子が描かれた。この作品のスポックは、このテストを「避けられぬ死を潔く受け入れることができるかどうかのテスト」だと解して「死を(避けようとさえせずに)潔く受け入れる」選択をしており、両者の人となりの差を端的に表すことにもなった。艦隊アカデミーはこのカークの行為を重く受け止め、審問会を開き、彼を謹慎処分とした。 『スター・トレック』では、カークは過去に2度コバヤシマル・シナリオに挑戦したとされ、その経験から「わざと攻略不可能に設定されている」という内幕に勘づいた可能性もある。
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