コシジロオオソリハシシギとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > コシジロオオソリハシシギの意味・解説 

オオソリハシシギ

(コシジロオオソリハシシギ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/17 01:25 UTC 版)

オオソリハシシギ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: シギ科 Scolopacidae
: オグロシギ属 Limosa
: オオソリハシシギ
L. lapponica
学名
Limosa lapponica
和名
オオソリハシシギ
英名
Bar-tailed Godwit
Limosa lapponica

オオソリハシシギ(大反嘴鴫、学名:Limosa lapponica)は、チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種。

和名の由来は、大きく反り返ったクチバシから。

分布

ユーラシア大陸北部からアラスカ西部の北極圏で繁殖し、冬季は、ヨーロッパ西北部からアフリカ、西南アジア、東南アジア、オーストラリアの沿岸部に渡り越冬する。

日本へは旅鳥として春と秋に全国に渡来する。

形態

全長約39cm。翼開長は70-80cm。雌の方が、やや体が大きい。嘴は長く上に反っており、基部は桃色で先にいくほど黒くなる。足は黒くて比較的長い。

成鳥夏羽雄は、顔から腹にかけての体の下面が赤褐色である。体の上面は黒褐色の軸斑に、白と赤褐色の斑がある。下尾筒は白い。成鳥夏羽雌は、体全体の赤褐色みが薄い。成鳥冬羽は雌雄とも、体の上面は灰褐色で、顔から胸にかけては淡い褐色である。体の下面は白い。

生態

非繁殖期は干潟や河口の砂州、砂浜に生息する。内陸部で観察されることはまれである。非繁殖期には群れを形成して生活している。繁殖期には、ツンドラや湿地に生息する。

甲殻類ゴカイ、貝類、昆虫類を捕食する。

繁殖期は6-7月で、地上の窪みに枯れ草などを敷いて営巣する。産卵数は普通4卵で、抱卵日数は19-21日。普通は雌が抱卵する。

「ケッ ケッ ケッ」と鳴く。

脚注

  1. ^ 【鳥類】環境省第4次レッドリスト(2012)<分類群順>” (PDF). 環境省 (2012年8月28日). 2012年9月9日閲覧。

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コシジロオオソリハシシギ」の関連用語

コシジロオオソリハシシギのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コシジロオオソリハシシギのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオオソリハシシギ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS