ゲートレスダムにおける非常用洪水吐からの越流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 07:44 UTC 版)
「特例操作」の記事における「ゲートレスダムにおける非常用洪水吐からの越流」の解説
放流ゲートを持たず自然調節方式による洪水調節を行うゲートレスダムにおいては、放流操作というものが存在しないため、特例操作も発生しない。しかし、想定された計画洪水量を超える洪水が発生し、ダム水位がサーチャージ水位を越えたときは、非常用洪水吐(ダム堤体のほぼ全体)からの越流が始まり、越流量はそれまでの量から流入量と同量まで急激に増加するため、下流住民に対してはゲートダムの特例操作と同様の危険が発生することになる。そのため、関係機関および住民には、非常用洪水吐からの越流の可能性の予告や通知を、特例操作の場合と同様に行う。
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