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フサスグリ

(グロゼイユ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 20:52 UTC 版)

フサスグリ
フサスグリ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: ユキノシタ目 Saxifragales
: スグリ科 Grossulariaceae
: スグリ属 Ribes
: フサスグリ R. rubrum
学名
Ribes rubrum
L.
和名
セイヨウスグリ
英名
Redcurrant

フサスグリ(房酸塊)はスグリ科の植物。ヨーロッパ原産。果実の色が赤色の系統をアカスグリ(赤すぐり、レッドカーラント)、白色の系統をシロスグリ(白すぐり)と呼ぶ。黒色のクロスグリ(カシス)は別種である。別名としてフランス語由来でグロゼイユ(Groseille)と呼ぶ。

鉢植えで観賞用に育てられたり、切り枝にも利用される。ヨーロッパではつやのある小液果ジャムゼリー果実酒などに加工するため、19世紀以降広く栽培されている[1]。日本では明治初めに渡来し、冷涼な北海道や長野県、山形県などの一部地域で栽培されている。赤色品種は酸味が強く、専ら加工用。白色品種は若干甘味があり、生食も可能。小さく可憐な実であるため、ケーキやパフェなどの飾りとしてもしばしば用いられる。

「目によい」「風邪によい」とも言われ、データはあるが十分でない[2]

栽培

落葉性で成木の樹高は0.4-1.5m。挿し木で容易にふえる。自家受粉で結実。開花期は4-5月。収穫期は6-7月のうちの1-2週間。耐寒性に優れる。

日本の主な産地

利用

  • ジャム、ゼリー、果実酒

脚注

  1. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、192頁。 
  2. ^ カシス、ブラックカラント、クロフサスグリ - 素材情報データベース<有効性情報>(国立健康・栄養研究所) (更新2018/01/09)閲覧日2018年9月26日[リンク切れ]

関連項目

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