グアニンヌクレオチド結合タンパク質とは? わかりやすく解説

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グアニンヌクレオチドけつごう‐たんぱくしつ〔ケツガフ‐〕【グアニンヌクレオチド結合×蛋白質】

読み方:ぐあにんぬくれおちどけつごうたんぱくしつ

G蛋白質


Gタンパク質

(グアニンヌクレオチド結合タンパク質 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 16:10 UTC 版)

Gタンパク質(Gタンパクしつ)は、グアニンヌクレオチド結合タンパク質(グアニンヌクレオチドけつごうタンパクしつ)の略称であり、GTPまたはGDPを結合して活性のON/OFFを行うことにより、細胞内情報伝達に関与する。このうち、Rasに代表される低分子量GTPアーゼ(分子量は20から30kDaほど 単量体で機能し、細胞内のプロテインキナーゼカスケードに関与する)一群と、グアニンヌクレオチドを結合するαサブユニットのほかにβ、γのサブユニットからなる「三量体Gタンパク質」と呼ばれる一群に大別される。三量体Gタンパク質はGタンパク質共役受容体(GPCR)と共役してセカンドメッセンジャーカスケードに関連する。「三量体Gタンパク質」を「Gタンパク質」という場合もある。グアノシン二リン酸 (GDP)を結合した不活性型分子は刺激によってGDPよりもグアノシン三リン酸 (GTP)に対する親和性が増し、GDP結合型からGTP結合型の活性型へ変わって情報を伝達する。結合したGTPをGDPへ加水分解するGTPアーゼ活性を持ち不活性なGDP型に戻ることができる。これを発見し調査したアルフレッド・ギルマンマーティン・ロッドベル1994年ノーベル生理学・医学賞をした 




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