グアニル酸シクラーゼとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 酵素 > グアニル酸シクラーゼの意味・解説 

グアニリルシクラーゼ

同義/類義語:グアニル酸シクラーゼ, グアニル酸環化酵素, グアニル酸シクラーゼ型受容体
英訳・(英)同義/類義語:guanylyl cyclase, guanylate cyclase, , Guanylyl cyclase

GTPからサイクリックGMP合成する酵素で、サイクリックAMP合成するアデニルシクラーゼと同じく細胞内情報伝達経路で働く酵素膜受容体中には、この活性を持つ受容体型のグアニル酸シクラーゼも存在する

グアニル酸シクラーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/15 07:42 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

グアニル酸シクラーゼ(グアニルさんシクラーゼ、英: guanylate cyclase、EC 4.6.1.2、グアニリルシクラーゼとも)はGTPを3',5'-環状GMP(cGMP)とピロリン酸への変換を触媒する酵素リアーゼである。cGMPはセカンドメッセンジャーと呼ばれ、シグナル伝達の重要な分子である。

反応 

この酵素はグアノシン三リン酸(GTP)を3',5'-環状GMP(cGMP)とピロリン酸への変換を触媒する。

タイプ

膜結合型(タイプ1)と可溶性型(タイプ2)がある。

膜結合型

膜結合性グアニル酸シクラーゼは膜を1回貫通するタンパク質で、ANP受容体としてはたらく(一方、アデニル酸シクラーゼは膜を12回貫通するタンパク質である)。

  • GC-AとGC-Bは心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)やその他のナトリウム利尿ペプチドの受容体。
  • GC-Cは腸分泌ホルモンであるグアニリンや大腸菌のエンテロトキシンの受容体である。
  • GC-Dはレーバー先天性黒内障の原因遺伝子。

可溶性型

可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)は一酸化窒素(NO)の受容体である。

構造

sGCは1個のαサブユニットと1個のβサブユニットからなるヘテロダイマーである。

調節

NOはsGCの活性を400倍も増加させる。

機能

cGMPはホスホジエステラーゼによって分解される。




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「グアニル酸シクラーゼ」の関連用語

グアニル酸シクラーゼのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グアニル酸シクラーゼのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグアニル酸シクラーゼ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS