クンブム寺とは? わかりやすく解説

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クンブムじ 【クンブム(sKuhbum)寺】

中国青海省アムド)にあるチベット仏教寺院正式名はガンデン-チャンパリン(兜率天弥勒院)。漢人塔爾寺タルス)と呼ぶ。本殿大金瓦殿)内に黄教開祖をまつる大塔があるからの名。ゲルー派(黄帽派六大寺院一つ。クンブムはチベット語十万仏像の意。一五七七創建境内仏殿仏塔僧舎など、漢・チベット混合様式の古建築多く盛時には僧が約三〇〇〇人いたという。→ チベット仏教

クンブム・チャンパーリン寺

(クンブム寺 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/04 06:26 UTC 版)

クンブム・チャンパーリン寺(塔爾寺)
全景
チベット語名
チベット文字 སྐུ་འབུམ་བྱམས་པ་གླིང།
ワイリー sKu-‘bum Byams-pa gling
クンブム・チャンパーリン寺
Location within China
座標: 北緯36度28分53.18秒 東経101度35分57.09秒 / 北緯36.4814389度 東経101.5991917度 / 36.4814389; 101.5991917
寺院情報
所在地 青海省西寧市湟中区
創設者 ダライ・ラマ3世
創設 1583
宗教 チベット仏教
宗派 ゲルク派
献納 ツォンカパ
修行僧数 400
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クンブム・チャムパーリン寺は、青海省の省都である西寧市の郊外の湟中区に位置するチベット仏教寺院である。漢字表記は塔爾寺(とうじ・じ/タールじ)タール寺クンブン寺クンブム寺とも表記。チベット仏教ゲルク派(黄帽派)の寺院で、ゲルク派の開祖ツォンカパの生誕地としても知られる。アムド地方における主要拠点のひとつである。中国の5A級観光地(2012年認定)[1]

1360年にツォンカパの生母が立てた仏塔がもとになっているという。1560年にリンチェン・ツォンドゥギェンツェンが再興し、50あまりの末寺をかかえた。また、寺本婉雅が日露戦争のころにここに滞在していた。1958年には3600人以上の僧侶が在籍したが、アムド、内外モンゴル、ユグル族の出身が多かったという。文化大革命後はほぼ僧侶がラプラン寺へ移動してしまった。現在は300人ほどの僧侶が在籍している。

街から見たクンブム
八仏塔

アクセス

西寧市内各所から複数のバス会社がバスを頻発させている。ただ、西寧市内のほとんどの地点ではバス停の目印がなく、乗車地点がわかりにくいため、旅行者は西寧市内の新寧路バスターミナルから湟中行きに乗車し、終点まで乗車するのがわかりやすい。2023年現在、西寧市の市バス909番で約80分。20分に1便発。料金は1元。

拝観

チベット人巡礼者以外は70元のチケットが必要。このチケットで境内入場及び、日にもよるが10ヶ所ほどの諸堂に入ることができる。幾つかの堂ではチケットの再チェックがある。

脚注

  1. ^ 西宁市塔尔寺景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月3日閲覧。

関連項目

外部リンク



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