クロガレイとは? わかりやすく解説

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クロガレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/05 20:07 UTC 版)

クロガレイ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: カレイ目 Pleuronectiformes
: カレイ科 Pleuronectidae
: シュムシュガレイ属 Lepidopsetta
: クロガレイ L. obscurus
学名
Lepidopsetta obscurus
和名
クロガレイ(黒鰈)
英名
black plaice[1]

クロガレイLepidopsetta obscurus, : black plaice)は、カレイ目カレイ科シュムシュガレイ属の硬骨魚。北海道の東北岸、オホーツク海南部、日本海の大陸側、黄海に分布[2]。沿岸に生息するが汽水にも入る[3]

底引き網で漁獲。食用。煮魚は美味[1]

形態

体長40センチ、全長60センチに達する。体は卵形で、眼は右側にある。表側は黒褐色、裏側は白色。背鰭と臀鰭には幅の広い暗色の帯状の模様が何本か入る。オスは粗大な櫛鱗を持つが、メスはそれよりもなめらかな円鱗に覆われる。なお、眼球上部には鱗がない[1]

口は小さく、上顎の後端は下眼の前縁下にようやく達する程度。顎や歯は表側よりも裏側でよく発達する[3]

側線は胸鰭の背中側でかなり湾曲する[3]。側線鱗75-83枚[2]

背鰭59-67軟条、臀鰭44-49軟条、胸鰭10-11軟条、腹鰭6軟条。鰓耙は上枝3-5、下枝6-10[2]

生態

ゴカイ甲殻類を食べる。産卵期は3月から4月[3]

脚注

出典

  1. ^ a b c 北隆館 2005, p. 922.
  2. ^ a b c 東海大学出版会 1993, p. 1181.
  3. ^ a b c d 保育社 1985, p. 61.

参考文献

  • 中坊徹次 編『日本産魚類検索―全種の同定―』(初版第1刷)東海大学出版会、1993年10月12日。ISBN 4-486-01250-X 
  • 蒲原稔治、岡村収『原色日本海水魚図鑑(Ⅱ)』保育社、1985年7月31日。 ISBN 4-586-30073-6 
  • 『新訂原色魚類大圖鑑「圖鑑編」』多紀保彦, 河野博, 坂本一男, 細谷和海(監修)、北隆館、2005年12月10日(原著1987年)。 ISBN 4-8326-0820-7 



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